作詞

作詞とは:楽曲制作用語辞典

 

プロダクトのイメージや世界観、雰囲気に合わせ、それらを生かすような言葉や語感を持った歌詞を作ります。

作詞は、歌詞のある楽曲の歌詞を作ることです。楽曲の制作方法としては「詞先」と「曲先」の2種類が有ります。「詞先」とは先に歌詞を作り、その後に歌詞に合わせて曲を作る方法です。逆に「曲先」では先に曲を作り、後に歌詞を作る方法です。

詞先の場合、詞の世界観に合わせた曲作りとなります。歌詞のイメージや情感・空間をさらに増幅するような曲の構築が求められます。

曲先の場合、曲のメロディやリズムに乗り、それを生かしつつ巧みに言葉を紡いで歌詞を作る事が求められます。
いずれにせよ、歌詞というのは曲の世界にリスナーを引き込む上で重大な役割を担っています。

その曲のメロディを生かし、かつリスナーが共有できる世界観やイメージを持った言葉や言い回し、印象的なフレーズなどのバリエーションをもった歌詞が求められます。音楽の1曲という限定された空間の中でメロディと一体となって言葉を紡ぎ、世界観を完成させることが肝要です。

また日本語で作詞する上での音楽的理論もあります。まずは母音の特性です。「あ」「い」「う」「え」「お」の各母音にはそれぞれ次のような特性があります。

「あ」段:とても明るい印象を与えます。口を大きく開けて発声するので発声がしやすく、音を伸ばすのに適しています。

「い」段:最も明るく抜けの良い響きを持ち、瞬間的で完結的な発声になります。他の段に比べ音が強く前に出て来ます。

「う」段:口を開けるのが他の母音と比較し最も小さいため強く発声するのが難しく暗い響きを持ちます。また、最も柔らかく完結的な響きを持つのも特徴です。

「え」段:強さには欠けますが、瞬間的な鋭い響きを持つのが特徴です。少し明るい響きを持ちます。

「お」段:「う」段の次に口を開けるのが小さい段でやや暗い響きを持ちます。また、安定した響きが特徴でもあります。

これを明るい順番に並べると「い」→「え」→「あ」→「お」→「う」の順になります。

作詞をする上で、これを踏まえると

例えば「い」段は他の段に比べて音が明るくて強く、前に出やすいのが特徴なので歌詞の頭やサビの頭などに持ってくるとインパクトが有り、印象的になります。

ただしあまり連続的に使用すると今度は逆にうるさくて耳障りになってしまいます。そこで歌詞の中途には安定した響きの「お」段を配置し、完結的な響きを持つ「う」段でフレーズを終わらせる、等というような構成が考えられます。

例えば、「白い雲が空に浮かぶ」
=SHI(し=「い」段)RO(ろ=「お」段)I(い=「い」段)KU(く=「う」段)MO(も=「お」段)GA(が=「あ」段)SO(そ=「お」段)RA(ら=「あ」段)NI(に=「い」段)U(う=「う」段)KA(か=「あ」段)BU(ぶ=「う」段)などです。

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