ミックス

ミックスとは:楽曲制作用語辞典

 

曲の音楽のなかでの各音のバランスを整えます。様々な楽器の音の配置(定位~ステレオイメージの中での左右のバランス位置~)の調整や音量(各音の大きさ)、音色(各音の質感)の調整を行います。

また必要に応じてノイズ(雑音)の除去やピッチ(音程)の調整、タイミングの調整などをいたします。このようにしてミックスで各音ごとのバランスを調整し作品としてステレオでL/Rの2チャンネルにまとめたものを2ミックス音源といいます。

レコーディングで録音したヴォーカルや各楽器、パーツなどの音量や音像の定位などをバランスよく整えていく作業をミックスと言います。通常はステレオのL/R2トラック(2ミックス)にまとめ上げます。このまとめ上げて行く作業をミックスダウン(トラックダウンとも)と言います。

ある楽曲を構成する音の要素全てをレコーディングにて多チャンネル(マルチトラック)に録音した場合、例えば録音されたヴォーカルやギター、ドラムスやベース、キーボードなどの生楽器や打ち込みのシーケンスなどは、たとえ各パートが良い音質で録音されていても、そのままでは一つの曲としてはまとまってはいません。

録音された各素材をミックスするミキシングが必要となります。録音された各パートの音量バランスや定位(ステレオL/Rの2チャンネル空間での音の位置)の設定や、EQ(イコライザー)によって各楽器の高音や低音などを増減して音色を調整したり、コンプレッサーやリミッターなどのダイナミクス系のエフェクターを用いて音圧の調整や音の粒立ちを揃えたり、リバーブなどの空間系エフェクターを用いて残響音を処理したりなどの音作りをします。

その他、ミックスでは必要に応じて音の波形編集ソフトを用いてノイズ(雑音)を除去したりやピッチ(音程)の調整をしたり、タイミングの調整などを行っていきます。

このようにしてミックスで録音された素材各音ごとの音量や音色、定位などのバランスなどを調整し、作品としてステレオでL/Rの2チャンネルにまとめたものを2ミックス音源といいます

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